アイフルグループの会社「ビジネクスト」を利用するお金の借り方
ビジネクストは平成13年1月18日に設立され東京都港区芝2丁目に本社を置き、事業者金融業を主としているアイフルグループの会社です。不動産担保ローンや法人クレジットカードを初めとして多くのサービスを展開していますが、無担保ローンのビジネスローンやカードローンでの融資も行っています。
お金を借りたいのは個人だけでなく、個人事業主や中小企業の経営者も同じでしょう。事業資金を借りるのであれば公的融資が便利ですし、その前に補助金制度を利用することも可能です。
個人事業主が利用できる公的融資や補助金
- 日本政策金融公庫の融資(参考:日本政策金融公庫HP【融資のご案内】)
- 都道府県の制度融資(参考:東京都産業労働局HP【制度融資一覧】)
- ものづくり補助金(参考:中小企業庁HP【経営サポート「ものづくり(サービス含む)中小企業支援」】)
- 小規模事業者持続化補助金(参考:中小企業庁HP【平成30年度第二次補正予算「小規模事業者持続化補助金事業」(商工会議所地区分)の公募が開始されました】)
上記のような融資制度であれば低金利でお金を借りることも可能ですし、補助金であれば返済不要となります。ですが、どちらも利用には一定の条件を満たしていることが重要となるのです。
公的融資は申込みから資金が融資されるまでに時間がかかりますし、補助金の公募では多くの応募があるため、対象として採択されるのも簡単ではありません。
そこで便利になってくるのが、ビジネクストのような民間の金融機関が提供しているビジネスローンなのです。ビジネクストでは、事業者専用カードローンもあるため利用限度額の範囲内で何度でも自由にお金借りることができます。最短即日での融資も可能になっているため、公的融資よりもスピーディーな融資が期待できるのです。
ただし、ビジネクストの無担保ローンの場合には、年齢が満20歳〜満69歳であり、業歴1年以上で決算書もしくは確定申告書が提出できることが条件となっています。開業前の資金としての利用はできないため要注意です。
ビジネクストの事業者専用カードローンでお金借りる
ビジネクストのカードローンは個人が個人の利用を目的としてお金を借りることはできません。法人や個人事業主が事業資金の範囲内で自由に利用できるビジネスローンとなっています。
利用限度額は1万円〜1,000万円ですが、初めて借入れする場合には500万円が上限に制限されています。ビジネクストの親会社であるアイフルのカードローンでは、最大で800万円が借入可能額となっています。(事業サポートプランでは最大500万円)
ビジネクストの方がアイフルよりも限度額は多くなっていますが、金利は5.0%〜18.0%であるため3.0%〜18.0%となっているアイフルよりも高めです。【→アイフルを利用するお金の借り方】
無担保ローンの1つであるビジネクストは、担保はもちろん必要ありませんが保証人も原則不要です。ただし、法人の場合は原則として代表者に連帯保証が必要になっています。
ビジネクストのカードローンに申込みする方法
ビジネクストでカードローンを利用したい場合には、インターネットや電話・FAX・郵送で申込みすることができます。来店不要でインターネット申込みをする場合の流れは次の通りです。
ビジネクストに審査申込みする流れ
- ビジネクストのホームページで申込みフォームに入力して送信
- 仮審査:申込内容を基に仮審査、仮審査結果を電話で連絡
- 必要書類の提出(FAX、郵送)
- 本審査:提出した書類を基に本審査、本審査結果を電話で連絡
- 契約・融資:契約は来店・郵送・訪問のいずれかの方法による
申込みは原則として来店不要ですが、状況に応じて来店の必要がある場合もあります。ビジネクストの場合、必要書類はFAXか郵送で提出する方法しかないため、アイフルのような利便性の高さはないと言えるでしょう。
必要書類については、以下のようになっています。
法人の場合 |
※その他必要に応じた書類 |
---|---|
個人事業主の場合 |
※その他必要に応じた書類 |
ビジネクストのカードローン借入方法
ビジネクストのカードローンは発行されたカードを使ってセブン銀行、東京スター銀行、アイフルの提携ATMでそれぞれの営業時間に合わせて利用できます。ただしカードは郵送となるため、即日発行は不可です。
その他、希望すれば振込みでの融資にも対応してくれるので、ビジネクストに電話で依頼してみると良いでしょう。
限度額の範囲内で何度でも利用できるため、事業拡大や一時的なつなぎ資金、決算時に必要となるまとまった事業資金を自由に借入することができます。
ビジネクストのカードローン返済方法
ビジネクストのカードローンに返済する方法は、セブン銀行・アイフルATM・金融機関での振込となります。返済方式は元金定率リボルビング払いとなりますが、例えば200万円を借りて金利15.0%で毎月返済する場合には以下の通りとなるのです。
返済回数 | 利息 | 元金 | 返済額合計 |
---|---|---|---|
1 | 24,657 円 | 40,000 円 | 64,657 円(残高1,960,000 円) |
2 | 24,164 円 | 40,000 円 | 64,164 円(残高1,920,000 円) |
3 | 23,671 円 | 40,000 円 | 63,671 円(残高1,880,000 円) |
10 | 20,219 円 | 40,000 円 | 60,219 円(残高1,600,000 円) |
30 | 10,356 円 | 40,000 円 | 50,356 円(残高800,000 円) |
50 | 493 円 | 40,000 円 | 40,493 円(残高0 円) |
毎月一定額の元金に前回返済日から今月返済日までの日数(利用日数)分の利息をプラスして支払いするのですが、以下のように200万円借りて毎月4万円返済すると50回で返済完了となります。その場合の利息合計額は628,743円となり、高額な利息が発生することが分かります。
場合によっては即日借入も可能なビジネクストのカードローンですが、高額な借入や長期間の返済で利息が大きく膨らむことになるため、注意が必要です。
ビジネクストからのお金の借り方と利用条件
ビジネクストからの借り方の概要は、利用条件を参照することでも確認できます。
ビジネクスト利用条件
- 利用対象者:法人または個人事業主で20歳以上69歳以下の方
- 利用限度額:1万円〜1,000万円 ※新規取引時は上限500万円
- 金利(実質年率):5.0%〜18.0%
- 遅延損害金(年率):20.0%
- 返済方法:元金定率リボルビング返済
- 返済期間(回数):最長5年(60回以内)
- 担保・保証人:原則不要 ※ただし、法人の場合は代表者に原則連帯保証が必要
- 必要書類:法人(本人確認書類、登記事項証明書(商業登記簿謄本)、決算書原則2期分など)、個人事業主(本人確認書類、確定申告書原則2年分など)